てんかんとの闘い　 診断と治療への包括的アプローチ

てんかんは、誘発性のない発作を繰り返し起こす脳疾患です。非誘発性発作が2回ある場合、または誘発されない発作が1回あり、さらに発作が起こる危険性が高い場合、医師はてんかんと診断することがあります。

てんかんにはいくつかのタイプがあり、それぞれに特有の症状、治療法、予後があります。また、目が回ったり、突然倒れたりする人もいれば、激しい筋肉の収縮や意識を失う人もいます。てんかんの診断にはいくつかの段階があり、多くの場合、詳細な患者と家族の病歴、神経の検査、脳MRIてんかんプロトコール、そして適応があれば脳波検査から始まります。バムルンラード病院の専門医は、豊富な経験と高度な診断技術を駆使して診断にあたっています。


現在、てんかんの治療法には以下のようなものがあります。

• 抗てんかん薬、バムルンラード病院脳神経専門医は、遺伝子研究センターの専門医と協力し、薬の遺伝子プロフィールを作成し、最も最適な薬を処方可能です。
• 食事療法（ケトジェニックダイエットなど）
• 迷走神経刺激療法や脳深部刺激療法
• 場合により、手術

てんかんを特定するための検査は以下のものがあります。

• ビデオ脳波てんかんモニタリング
• 機能的磁気共鳴画像法（fMRI）
• SPECT（直流単一光子放射断層撮影法）
• FDG-PETによる脳糖代謝検査

てんかんは複雑で多様な疾患であるため、その管理には専門医が主体となった包括的アプローチが必要です。抗てんかん薬、食事療法、神経刺激療法、手術は有効ではありますが、ひとりひとりに的確に合致したカスタマイズと注意深いモニタリングが必要です。バムルンラード病院小児科センター、及び脳神経内科センターでは、関係する医療者がチームプレーとして一丸となり、患者さんによりそった治療を提供しております。