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Carotid Angioplasty(頸動脈血管形成術)

頸動脈血管形成術 とは、脳の血管の狭窄・閉塞部をバルーンで広げるステント留置術です。

手術方法

治療では、脚の付け根または腕の動脈から小さなバルーンの付いたカテーテルを挿入して、脳の動脈の狭くなった部分に通します。そして、バルーンをその狭窄部分へ導入して膨らませ、広げます。

通常、頸動脈血管形成術にかかる時間は1時間から2時間です。意識がある状態で治療を行いますが、局所麻酔を施します。必要に応じて痛み止めが使用される場合もあります。

通常、以下のような場合に、脳卒中の治療や予防のために用いられます:

  • 頸動脈に重度の閉塞が見られる場合
  • 脳卒中または一過性脳虚血発作( TIA)を起こした場合
  • 同じ動脈に閉塞が再発した場合
  • 身体的に外科治療に適合しない場合
  • 他の処置・手術による閉塞の治療が困難な場合

他の外科手術と同様に、以下のようなリスクがあります:

  • 麻酔に伴う合併症
  • カテーテル挿入箇所からの出血
  • 脳卒中またはその再発
  • 検査・処置中に使用する化学薬品へのアレルギー反応
  • 感染症

脳卒中は、生活習慣に関係する他、高血圧や糖尿病等の併存疾患を原因の一端を担っていることが多くあります。頸動脈血管形成術は、閉塞を引き起こす症状の治療を目的とし、閉塞の根本原因を取り除くわけではありません。
 

従って、生活習慣の改善がなく、併存疾患が治療されなければ、閉塞が再発する可能性が高くなります。
 

治療前後の医師の指示に従っていただくことで、合併症のリスクは軽減されます。

血管形成術では治療できない場合や治療後に十分な効果が得られない場合は、頸動脈内膜剥離術(CEA)が必要となる場合があります。
治療に適合しない場合もあります。閉塞の程度や病歴に基づき、医師が適応性の最終判断を行います。
Last modify: 6月 07, 2019

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