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がん治療後の再建

再建手術は、がん手術を受けた患者様にとって、見た目の改善やその後の生活の質の大きな向上につながります。

施術方法

乳がん

「Breast Reconstruction(乳房再建術)」をご参照ください。


皮膚がん

皮膚がん後の再建手術の方法は、がんの進行度や位置によって単純縫合から皮弁移植までさまざまです。

  • 切除・縫合
  • 切除・植皮:切除後に植皮による修復が必要となることもあります。体の他の部位から薄く植皮を採取してレシピエント部位(欠損部、移植床)に移植します。
  • 局所皮弁:がんが大きい場合、切除の後に局部的な組織再建が必要となります。局所皮弁は、患部に隣接した組織を移植する方法です。
  • 遊離皮弁:局所皮弁では十分に対応できない場合、遊離皮弁が必要となります。血流のある状態で、患部から離れた部位から血管(動脈・静脈)、脂肪、筋肉とともに皮膚を切り離し、レシピエント部位へ移植した後、血管を吻合してから皮弁を調整・縫合します。


肉腫

肉腫は筋肉や骨等の結合組織に発生するがんで、再建手術の方法には下記のような方法があり、がんの進行度、大きさ、位置によって決まります。

  • 単純縫合:がんを切除した後、縫合して閉鎖します。
  • 植皮:ドナー部位から薄く皮膚を採皮してレシピエント部位へ移植します。
  • 局所皮弁:患部周辺の組織を再建します。
  • 有茎皮弁:茎を介して移植床につながる血流のある皮弁を(切り離さずに)移動して、レシピエント部位へ縫合します。
  • 遊離皮弁:血流のある皮弁をドナー部位から切り離して、レシピエント部位へ移植し、血管を吻合します。


頭頸部がん

頭頸部がんの再建手術には、次のようなものがあります。

  • 一次縫合・植皮:体の他の部位から薄く植皮を採取してレシピエント部位に移植します。
  • 局所皮弁:患部周辺の組織を再建します。
  • 有茎皮弁:茎を介して移植床につながる血流のある皮弁を(切り離さずに)移動して、レシピエント部位へ縫合します。
  • 遊離皮弁:血流のある皮弁をドナー部位から切り離して、レシピエント部位へ移植し、血管を吻合します。


骨盤内のがん

子宮頸がんの再建手術には、次のようなものがあります。

  • 局所皮弁:患部周辺の組織を再建します。
  • 遊離皮弁:血流のある皮弁をドナー部位から切り離して、レシピエント部位へ移植し、血管を吻合します。

乳がん、皮膚がん、肉腫、頭頸部がん、骨盤内のがんの手術を受けた方が対象となります。

外科的処置にはリスクが伴います。処置への同意前に、リスクについて十分にご理解いただく必要があります。受診時に医師より十分な説明を受け、不明な点があれば必ずご質問ください。

施術前には、施術に伴うリスクについて説明を受けたこと、リスクを理解し承諾していることについて同意書にご署名いただきます。医療機関必須の手続きですので、同意書へのご署名がない場合、施術は行いません。

施術の結果に影響するまたはリスクを高める可能性のある薬剤の服用・使用、病歴、内科的合併症等がある場合は、必ず事前に医師へお伝えください。

リスクやその程度は関連要因によってひとりひとり異なります。 非常に可能性の低いものを含め、本施術には以下のようなリスクが伴います:

出血、体液貯留、過剰な瘢痕組織、治癒不良による顕著な瘢痕化・皮膚欠損、組織壊死

上記は、あくまで治療前の参考資料です。実際の治療方法については、医師へご相談ください。

ご質問等ございましたら、お問い合わせください。

Last modify: 7月 09, 2019

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