bih.button.backtotop.text

超音波療法による乳管のうっ血や詰まりの治療

超音波療法 では、0.7から3.3メガヘルツの音波が皮膚下2から5センチに入り込んで血流を促進し、痛みを緩和し、組織の弾性を向上させます。超音波療法を行うことで、乳管を広げて母乳の通りをよくし、乳管の詰まりを改善することができます。その後直接授乳したり、手や搾乳機を用いて搾乳することで、母乳の出をよりよくすることができます。

Overview

乳管がうっ血したり詰まっている場合、担当医の判断により超音波療法で治療することがあります。この治療は理学療法士によって行われます。一度の治療で終わる場合もありますが、効果をより高めるために数回にわたって治療を行うこともあります。


胸を温めて行う治療法もありますが、その場合には超音波ほど深く皮膚の中に入り込まないため乳管にもたらす効果が限られます。そのような治療法では皮膚下1センチ程度しか効果がありませんが、超音波療法は2から5センチにわたって効果をもたらします。

  1. 少なくとも40から45分間、直接授乳するか搾乳をして乳管を空にします。両胸を同時に搾乳できる搾乳機を用いるとよいでしょう。​
  2. 治療後に最初に母乳を出す前には5から10分ほど胸を温めるとよいでしょう。乳房をマッサージすることも有効です。
  3. 頻繁(2から3時間おき)に授乳をし、母乳がまだ残っている場合には搾乳しましょう。直接授乳をしていない場合には、日中は2から3時間おき、夜間は3時間おきに搾乳しましょう。
  4. 授乳あるいは搾乳後にまだ痛みがある場合には乳房を冷やし、必要に応じパラセタモールなどの痛み止めを服用するようにします。
  5. 乳管がうっ血したり詰まっている間は、過度に甘かったり、脂肪分の高い食べ物や飲み物、また母乳の出がよくなる食べ物や薬剤などを避けるようにします。
  6. 乳管のうっ血や詰まりは乳腺炎や乳房膿瘍につながることがあるので、きちんと受診をして経過を観察するようにしましょう。
  7. ご不明な点などがありましたら病院スタッフにお問い合わせください:
  • Breastfeeding Clinic(母乳外来) :月曜日から金曜日、8:00 am – 4:00 pm、 0 2011 2676
  • Physical Therapy Department(リハビリセンター) : 毎日、8:00 am – 5:00 pm、 0 2011 3093
  • Women’s Center(婦人科) : 毎日、8:00 am – 8:00 pm、 0 2011 2361
Last modify: 11月 05, 2019

Related conditions

Doctors Related

Related Centers

Related Packages

Rating score 9.00 of 10, based on 12 vote(s)

Related Health Blogs