睡眠障害を治療せずに放っておくと、単なる日中の疲労感やイライラ以上の問題につながってしまいます。慢性的な睡眠障害は、循環器系疾患、鬱、糖尿病、腎疾患、甲状腺疾患などを含む深刻で死にもつながりかねない諸症状のリスクを高めるのです。
幸いにも、技術の進歩に伴って睡眠障害の原因について様々なことが分かってきており、またより正確な診断を行うことができるようになってきています。バムルンラードのスリープ・ラボの医師たちは、最新の技術と機器を駆使して睡眠障害について診断と治療とを行っています。今回は、スリープ・ラボでの検査についてよく寄せられる質問をご紹介したいと思います。
どのような場合にスリープ・ラボでの検査を受ける必要があるのでしょうか?
睡眠に問題を覚えた場合に専門医に受診をする方が多くいらっしゃいます。家庭環境のために質の良い睡眠が得られない場合もありますし、仕事のストレスのために睡眠に障害が出ている場合もあります。このようなケースでは、生活スタイルの変化によって問題を解決することができます。
しかし、様々なことを試みたものの改善が見られない場合や、担当医が睡眠時無呼吸やその他の問題などを疑った場合などに、スリープ・ラボで一晩かけた検査を行うことがあります。
スリープ・ラボでの検査を受けるにはどうすればいいのですか?
まずは患者様が抱えている睡眠障害について専門医に相談することからはじまります。そのうえで、スリープ・ラボでの検査が本当に必要かどうかが判断され、必要であるとされた場合には、それまでの受診内容およびスリープ・ラボの予約状況に応じて予約をお取りしています。
実際の検査はどのようにして行われますか?
ラボ内にある個室にて就寝していただき、そこで室内に設置されたカメラを通じてモニター室から患者様の状態を観察します。またバイタルサイン(脈拍、体温、呼吸など)、心拍数、脳波などが同時に計測されます。もしなかなか眠りにつけない場合には軽い鎮静剤を処方するケースもあります。
また鼻に細い管を取り付けて呼吸の状態および二酸化炭素濃度を調べます。ベッドの横にはマイクが取り付けられ、検査中のいびきやその他の音についても調べています。
検査結果が分かるまでどのくらいかかりますか?
検査データはリアルタイムで集められていますので、翌朝には担当医が検査結果について患者様とともに検討し、また可能な治療方法について説明を行います。このようにすぐに結果の出る検査ですので、お忙しい方であっても検査をお受けいただけます。
検査後どのようなことに驚くことが多いですか?
睡眠時無呼吸の診断を受けた患者様のなかには、自分が睡眠時無呼吸であるということに驚かれる方もいます。睡眠時に呼吸が止まっているということが信じがたく、またそれに気づかずにいるということにも驚かれます。
睡眠時無呼吸の程度が重い場合には、2分ほども無呼吸であるケースもあり、また酸素レベルは通常の半分にまで下がります。このため、朝目覚めた時にまだ疲労感を覚えてしまうのです。
また酸素の低下は心臓にも大きな負担をかけるため、様々かつ深刻な健康問題につながりかねません。
睡眠時無呼吸には治療が必要でしょうか?一般的な治療法にはどのようなものがありますか?
睡眠時無呼吸は深刻な健康の問題の一つで、治療を受ける必要があります。最も一般的な治療法としてはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure Device)の使用が挙げられます。
睡眠時無呼吸の可能性が高いとされるケースのうちのおよそ90パーセントの検査においてCPAPが使用されます。大多数の患者様が、CPAPの使用によって呼吸が楽になりまたいびきが減る、あるいはなくなるなどを実感されます。翌朝には、十分に休息を得てリフレッシュした気分で目覚めることができるのです。
睡眠時無呼吸であるとの診断を受けた場合には、継続的にCPAPを使用されることをお勧めいたします。
バムルンラードのスリープ・ラボ
バムルンラードのスリープ・ラボには最新の設備が備わっており、睡眠障害に関する診断と治療とを行っています。また、呼吸器科、耳鼻科、脳神経科、精神科など様々な分野の専門家が所属しています。
お問い合わせ先
- 総合睡眠外来スリープクリニック
Tel: +66 (0) 2011 6910