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超音波内視鏡検査

 

超音波内視鏡検査はどのように行われるのですか?

処置に先立ち、患者様が服用されている薬剤、薬剤の服用が必要なアレルギー (特にラテックスに対するアレルギー) すべてを医師に伝えていただきます。医師から、EUS 検査前に通常の服用を続けてもよいかどうかの説明があります。

 

上部消化管の EUS にあたって、食べ物や飲み物 (水も不可) は、通常は検査の 6 時間前から摂取することはできません。絶食絶水をいつから始めるかについては医師から指示があります。

 

直腸や結腸の EUS にあたっては、医師から、検査の前に特別な洗浄液剤を大量摂取すること、場合によってはそれに続いて緩下薬の混ざった清澄流動食の摂取、または浣腸剤の使 用があることなどをご説明いたします。医師の指示に注意深く従っていただがないと、処置の日程が変更になることがあります。.

 

内視鏡検査師は、内視鏡と呼ばれる細長く柔らかいチューブを使用します。医師は内視鏡を口または肛門から挿入し、検査部位まで通します。その後、超音波機器のスイッチを入れて超音波を出し、それによって消化管の視覚映像を映し出します。

EUS により、医師は、より鮮明な患者様の消化管構造の映像を得ることができます。EUS により腹痛や異常な体重減少といった症状の原因を診断することができます。また医師が特定の症状を (問題なしとして) 除外した場合、EUS によって患者様の診断を確かめ、健康証明書を発行することができます。

 

EUS は、先に行なわれる内視鏡検査や X 線検査で発見された増殖などの異常を評価するためにも使用されます。EUS によって増殖の詳細な映像が得られます。さらに、針吸引によって組織や細胞を調べることができます。これにより、細胞増殖等の性質を見極め、最適な治療を 決定することができます。

 

加えて、EUS により、他の検査で結論のでなかった膵臓、胆管、胆嚢の病気を診断することも可能です。

他 の内視鏡処置と同様に、EUS は安全で患者様にほとんど痛みを与えない処置です。リスクのない処置などありませんが、EUS は非常にリスクの低い処置です。微細針吸引を含まない EUS で合併症の起こる可能性はおよそ 2 千分の 1 です。他の内視鏡処置で合併症が起こる確率と同じ割合です。なかには、EUS で使用される薬剤により蕁麻疹、皮疹、吐き気といった反応を示す患者様もいらっしゃいます。大きな注意を払う必要がある主な合併症は、外科的修復が必要と なる穿孔 (腸壁に孔が開くこと) です。穿孔が起こることは非常にまれで、発生を防ぐためにさまざまな予防措置が取られます。

 

微細針吸引 (FNA) が行なわれる際は合併症が起こりやすくなりますが、それでもかなり低い確率です (0.5~1.0%)。針を腸壁に通す際に軽微な出血が起こる場合があります。異常な出血が起こった場合、観察のため短期の入院が必要なときがあります が、輸血が必要になることはほとんどありません。FNA におけるもうひとつのまれな合併症は感染です。

先 に述べたように、EUS によって内臓の良質な映像が得られますが、CT スキャン、MRI、PET/CTといった他の検査からもさらに情報が得られます。これらの検査は、特に EUS の範囲外にある臓器を調べたいときに有効です (通常 EUS では内視鏡の先から 7 ~ 8 センチメートルの映像が得られます)
  • 腫瘍の病期分類 (肺がん、消化管のがん、膵臓腫瘍)
  • 消化管壁の肥厚または肥大化
  • 胆嚢、胆管、膵臓のさまざまな病気

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