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Balloon Angioplasty(バルーン血管形成術)

 

手術方法

通常、バルーン血管形成術 にかかる時間は1時間から2時間です。意識がある状態で処置を行いますが、局所麻酔が施され、必要に応じて痛み止めが使用されます。まず、脚の付け根または腕の動脈から小さなバルーンの付いたカテーテルを挿入して、狭くなった冠動脈に通します。次にバルーンを膨らませて、動脈を広げます。ステントと呼ばれる網目状の金属製の筒をバルーンで膨らませ、動脈壁を支えた状態で留置する場合もあります。

バルーン血管形成術が成功すると、開心術による外科手術を行うことなく、狭心症による胸痛の緩和、不安定狭心症の予後改善、心臓発作の予防の効果が得られます。

他の医療処置同様、以下のようなリスクがあります:

  • 麻酔に伴う合併症(呼吸器官や心臓の機能障害等)
  • 感染症
  • 脚の付け根部分(または他のカテーテル挿入部位)の出血
  • 心臓へ流れる血流の完全閉塞(1%未満と低いリスク)
  • 心臓弁や血管の損傷
  • 脳卒中
  • 不整脈
  • 腎不全
  • X線造影剤に対するアレルギー反応

バルーン血管形成術 は、動脈の狭窄の症状緩和を目的としており、完治が可能となるわけではありません。25%以下の確率で、6ヶ月以内に狭窄が再発すると報告されており、再治療が必要となる場合もあります。

処置前後の医師の指示に従っていただくことで、合併症のリスクは軽減されます。

血管形成術では十分に動脈を広げられない場合や重度の閉塞の場合は、心臓手術を勧める場合があります。
検査の後、患者様と相談の上、医師が適応性の最終判断を行います。

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