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脊椎固定術

脊椎固定術 は、2つ以上の椎骨をつなげる外科的手法で、椎骨自体を固定することにより、主として椎骨の異常な動きによる痛みを緩和するために用いられます。

手術目的

脊椎固定術 は、主に腰部の脊椎(腰椎)に用いられますが、頸部や胸部疾患の治療に使用される場合もあります。保存治療では効果がない神経障害や激しい痛みのある場合、脊椎固定術が必要となります。

脊椎固定術に適応する症状:

  • 椎間板変性疾患
  • 椎間板起因の痛み
  • 脊髄腫瘍
  • 脊椎骨折
  • 脊柱側弯症
  • 脊柱後弯症
  • 脊椎すべり症
  • 脊椎症
  • その他脊椎変性を伴う症状
  • 脊椎を不安定にする症状
ほとんどの場合、金属製のスクリュー(チタン製の椎弓根スクリュー)、ロッド、プレート、ケージ等で椎骨を安定させ補強する「固定」と呼ばれる方法で骨の癒合を促します。通常は、手術後 6~12ヶ月で骨が癒合しますが、この間、固定・補助装具の装着が必要な場合もあります。喫煙、骨粗しょう症、一部の薬剤の使用、激しい活動等の外的要因によって、骨癒合に時間がかかるか、時には骨癒合に至らないこともあり、この場合は再手術が必要となる可能性もあります。

脊髄の損傷が生じるのは稀で、1%以下です。ただし、脊椎手術のため、以下のようなリスクがあります:

  • 手術後の出血
  • 感染症(抗生物質の服用が必要となります。)
  • 器具に関する合併症(手術後の器具の緩み)
  • 血栓
  • 麻酔に伴う合併症
医師より、減量、痛み止めの使用等の他の治療法を提案する場合があります。脊椎への圧迫を取り除き、動きを滑らかにするため、理学療法や矯正装具の使用といった非侵襲的・力学的な方法が有効な場合もあります。
手術後に腰痛を感じる場合は、固定装具の装着が必要となります。子供よりも成人の方が手術時間が長くなることが多く、そのため回復にも時間がかかります。
検査の後、患者様と相談の上、医師が適応性の最終判断を行います。

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