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Percutaneous Transforaminal Lumbar Interbody Fusion(腰椎経椎間孔椎体固定術)

腰椎経椎間孔椎体固定術( TLIF) は、腰部に施す鍵穴程度の小さな切開部から進入し、椎骨間にある椎体板を摘出した後、固定する手術です

Overview

これまでTLIFはオープン法で行われていましたが、腰部に大きな正中切開跡が残るという問題がありました。また、切開部から進入して、筋肉や組織を切開・剥離しながら椎骨と椎間板腔へ到達するため、手術の回復にかなりの時間がかかりました。
 

一方、当院では、腰部にごく小さな皮膚切開を行う経皮的術式を採用しています。この方法は骨から筋肉を切り離す必要がないため、手術後の痛みや手術中の出血も少なく、短い回復期間で通常の日常生活に復帰することができます。
 

この経皮的術式に加えて、O-arm(オーアーム)という最新の手術ナビゲーションシステムを併用しています。O-armは自動車のGPS機能に相当する働きをするもので、手術にあたってリアルタイムで高画質な3D画像を確認することができるため、99%以上の手術精度を実現します。そのため、回復期間が短くなり、短期の入院で済みます。

重度の腰椎症や脊椎不安定症(脊椎すべり症)の治療に用いられる固定術です。

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経皮的 TLIFは全身麻酔で行われます。定位置・姿勢をとる準備が整った後、手術前に、O-armナビゲーションで3D画像を撮影します。鍵穴状の皮膚切開部から医療用ネジを入れ、医療用顕微鏡を使用して、小さな筒を通して神経を圧迫している変性部位を摘出します。空いた隙間に移植骨を挿入し、骨が癒合するまでのつなぎ役とします。

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  • 従来の術式と比較して入院期間が非常に短いこと
  • 術後の痛みが大幅に軽減されること
  • 輸血が不要なこと
  • 99%以上の手術精度を確保できること
  • 手術後 24時間以内に歩行が可能となること

脊椎手術には、以下のようなリスクがあります:
 

  • 一般的な外科手術の合併症(出血、感染症、血栓、麻酔に伴う症状等)
  • 隣接椎間障害

TLIF手術前に、リスクや合併症について、医師とよくご相談ください。手術前後の医師の指示に従っていただくことで、手術のリスクは軽減されます。

Last modify: 10月 30, 2019

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